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第17話 ゴブリン討伐 2

Auteur: 米糠
last update Dernière mise à jour: 2026-01-01 07:02:23

 血と土の匂いが漂う窪地に、ようやく静けさが戻った。

 五人はそれぞれ肩で息をつき、剣や槍を地面に突いて体を支える。

「……やっと、終わったね」

 セリウスが額の汗を拭いながら呟く。

「ふんっ、楽勝とはいかんが、手応えはあった!」

 オルフェは胸を張るが、その大剣は土に突き立てたまま、彼自身の膝も少し笑っていた。

「危なっかしいにもほどがある」

 アランは仲間たちを睨むように見回しつつ、剣を丁寧に拭った。

「オルフェ、あんな突撃は無謀すぎる。セリウスも、視界の外に敵がいたらどうするつもりだ」

「す、すみません……」

 セリウスは頭を掻いて苦笑する。

「でも、うまい具合に、皆で連携できたから、勝てたんだと思うよ」

 リディアが短槍を肩に担ぎながら言う。

「俺の投げナイフだけじゃ押し切れなかったし、レオンの援護もなかったら危なかったぜ」

「ぼ、僕は……必死で詠唱するだけで精一杯だったけど」

 レオンは苦笑いしながらも、少しだけ胸を張った。

「でも、仲間を守るために魔法を使えたのは……魔法を趣味にしていて良かったと思います」

「そうだね」

 セリウスが頷き、皆の顔を順に見渡す。

「危なかったけど……私たち、ちゃんとゴブリンを倒せたね」

 一瞬の沈黙の後――。

 リディアが、にやりと笑って拳を突き出した。

「初めてのゴブリン討伐、成功だな!」

 五人の拳が重なり、緊張の糸が解けたように笑顔が広がった。

―――

 夕方。

 冒険者ギルドの受付に、五人は袋を抱えて現れた。袋の中にはゴブリンの耳が切り揃えて入っている。依頼達成の証拠だ。

「ゴブリン討伐、五体確認。依頼完了ですね」

 受付嬢が淡々と数を確かめ、帳簿に記録する。

「……よくやりましたね。見習いランクの方々で、この数を倒せたのは立派です。冒険者ランクが新人ランクに上がりますよ」

 差し出されたのは報酬の銀貨袋と新しい冒険者プレート。

 ずしり
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